坊農秀雅
坊農秀雅(ぼうのう ひでまさ) は、国立大学法人広島大学の大学院統合生命科学研究科の教授です。また、理学部生物科学科も担当しております。 この個人ウェブページは主に外部成果公表サイト に掲載していない情報を掲載してます。
- メールアドレスや論文発表等の業績は、以下のリンクからご覧ください。
略歴
1973年大阪に生まれる。 1995年東京大学教養学部基礎科学科第一卒業。 2000年京都大学大学院理学研究科生物科学専攻博士後期課程単位取得退学。 理化学研究所 横浜研究所 ゲノム科学総合研究センター 遺伝子構造・機能研究グループ基礎科学特別研究員、 埼玉医科大学ゲノム医学研究センター助手、同講師、同助教授、同准教授、 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 ライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS)特任准教授を経て、 2020年4月より広島大学大学院統合生命科学研究科特任教授、2023年10月より同教授。 京都大学博士(理学)。
学位
- 学士(教養)
- 1995年3月 東京大学(学教養第4997号) ウシ脾臓cDNAライブラリーの作成とGγ2をプローブにした新しいGγのスクリーニング(卒業研究のテーマ) 【参考】
- 修士(理学)
- 1997年3月 京都大学 (理修第5271号) 代謝パスウェイデータベースを用いた酵素遺伝子の機能予測 【ResearchGate】
- 京都大学博士(理学)
- 2003年9月 京都大学 (論理博第1430号) ゲノム情報に基づく遺伝子機能予測とパスウェイ解析 【ResearchGate】
研究歴
- 1998年4月1日 京都大学 化学研究所にて日本学術振興会特別研究員(DC2)としてゲノムからの遺伝子機能予測とパスウェイ解析に従事 (2000年3月31日まで)
- 2000年4月1日 理化学研究所 ゲノム科学総合研究センターにおいて理研マウスエンサイクロペディアプロジェクトに従事 (2003年3月31日まで)
- 2003年4月1日 埼玉医科大学 ゲノム医学研究センターにおいてきしょいプロジェクト(Bridging the gap between genome biology and clinical medicine)に従事 (2007年6月30日まで)
- 2007年7月1日 情報・システム研究機構 ライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS)において
- 文部科学省「統合データベースプロジェクト」に従事 (2011年3月31日まで)
- 科学技術振興機構(JST) バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC) 「ライフサイエンスデータベース統合推進事業基盤技術開発プログラム」に従事 (2011年4月1日〜2014年3月31日)
- 科学技術振興機構(JST) バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)「統合データベースにおける基盤技術開発とデータベース運用に係る共同研究」に従事 (2014年4月1日〜現在)
- 2020年4月1日 広島大学大学院 統合生命科学研究科において ゲノム編集データ解析基盤技術の開発とバイオインフォマティクスによる遺伝子機能解析に従事し、さらに
- 科学技術振興機構(JST) 共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT) 共創分野 育成型「広島から世界最先端のバイオエコノミー社会を実現するBio×Digital Transformation(バイオDX)産学共創拠点」に従事(2020年12月15日〜2022年3月31日)
- 科学技術振興機構(JST) 共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT) 共創分野 本格型「Bio×Digital Transformation(バイオDX)産学共創拠点」に「研究開発課題1 データ駆動型ゲノム育種 (デジタル育種) 技術の開発」研究開発リーダーとして従事(2022年4月1日〜現在)
研究費獲得状況
JST共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)を中心として、文部科学省科学研究費補助金などの公的資金ならびに民間企業との共同研究費を複数獲得しております。 その詳細は、「広島大学 研究者総覧」をご参照ください。
民間助成金
- 2022年 栢森情報科学振興財団: バイオDXによるゲノム編集ターゲット遺伝子選定の情報科学的研究
- 2023年 大下財団: バイオDXによる昆虫遺伝子機能データベースの構築とその利活用
民間企業との共同研究
- 2021年度 3件
- 2022年度 5件
- 2023年度 6件
- 2024年度 5件
職歴
- 1998年4月1日 日本学術振興会 特別研究員
- 2000年4月1日 理化学研究所 基礎科学特別研究員(横浜研究所 ゲノム科学総合研究センター 遺伝子構造・機能研究グループ)
- 2003年4月1日 埼玉医科大学 ゲノム医学研究センター(ゲノム科学部門)助手
- 2003年10月1日 同 講師
- 2005年4月1日 同 助教授
- 2007年4月1日 同 准教授に役職名変更
- 2007年7月1日 情報・システム研究機構 ライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS) 特任准教授
- 2014年4月1日 情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 に職務地変更
- 2020年4月1日 広島大学大学院 統合生命科学研究科 特任教授
- 2023年10月1日 同 教授
主な兼業
- 2020年4月1日- 大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 ライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS) 客員教授
- 2022年1月11日- 一般社団法人バイオDX推進機構 理事
非常勤講師等
正式に辞令をいただいたものだけ。
- 2006年1月16日 総合研究大学院大学 先導科学研究科「数理生命体科学特講」非常勤講師(2006年3月31日まで)
- 2007年4月1日 金沢工業大学 大学院工学研究科 知的創造システム専攻 客員教授(2008年3月31日まで)
- 2007年7月1日 情報・システム研究機構 新領域融合研究センター 外来研究員(2008年3月31日まで)
- 2007年7月1日 埼玉医科大学ゲノム医学研究センター 客員准教授(2010年3月31日まで)
- 2007年8月1日 東京大学理学部 非常勤講師(2007年9月30日まで)
- 2007年10月1日 東京大学講師 大学院農学生命科学研究科(2008年3月31日まで)
- 2008年6月1日 埼玉医科大学国際医療センター 非常勤講師(2009年3月31日まで)
- 2009年4月1日 東京大学講師 大学院新領域創成科学研究科(2011年3月31日まで)
- 2012年12月1日 埼玉医科大学 医学部 非常勤講師 国際医療センター 乳腺腫瘍科(2013年3月31日まで)
- 2014年4月3日 群馬大学大学院医学系研究科 非常勤講師(2017年3月31日まで)
- 2015年4月1日 東京大学講師 大学院新領域創成科学研究科(2016年3月31日まで)
- 2016年1月1日 埼玉医科大学 医学部 非常勤講師 国際医療センター 乳腺腫瘍科(2016年3月31日まで)
- 2018年4月1日 東京大学講師 大学院農学生命科学研究科(2018年6月30日まで)
- 2019年4月1日 東京農工大学農学府 非常勤講師(2019年9月30日まで)
- 2023年4月1日 東京大学講師 大学院農学生命科学研究科(2023年6月30日まで)
所属学会・研究会
- 日本ゲノム編集学会
- 広報委員 (2024/06-2026/06)
- 日本分子生物学会
- 第35回年会IT化委員 (2012年)
- 日本癌学会
- 日本スポットファイアーユーザ会(JASPUG)
- 会長&役員 (2009/11-2011/10)
かつて所属
- 日本生物物理学会
- 日本バイオインフォマティクス学会
- 機能ゲノミクス研究会 (2006/04-2008/03)
- 評議員 (2007/4-2009/03)
- がんとハイポキシア研究会
委員等
- ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)情報運営委員会委員 (2022/06- )
- 「先進ゲノム支援」支援課題公募審査委員会委員 (2021/06-2024/03)
- 文部科学省 「科学技術イノベーション政策における「政策のための科学」推進事業におけるオープンサイエンスに関する海外動向の調査分析」検討委員会委員 (2016/09-2017/03)
- SPARC Japanセミナー企画ワーキンググループ(2016/04-2018/03)
賞罰
なし
主な日本語の書き物
絶版のものを除く。全ての書き物のリストは、「広島大学 研究者総覧」をご参照ください
生命科学研究者向け
- 2024年6月刊行 【監修・共著】生命科学研究のためのデジタルツール入門 第2版 統合TV本改訂版
- 2023年11月刊行 【単著】生命科学者のためのDr.Bonoデータ解析道場 第2版 バイオインフォマティクスの実践テキスト
- 2023年9月刊行 【編集・単著・共著】改訂版RNA-Seqデータ解析 WETラボのための超鉄板レシピ ヒトから非モデル生物まで 公共データの活用も充実
- 2022年8月刊行 【編集】がんゲノムデータ解析
- 2021年11月刊行 【編集・単著】メタゲノムデータ解析 16Sも!ショットガンも!ロングリードも!菌叢解析が得意になる凄技レシピ
- 2021年11月刊行 【編集・単著・共著】みんなのバイオDX〜公共データの海で宝探しをはじめよう 実験医学 2021年12月号 バイオDX特集
- 2021年3月刊行 【単著】Dr.Bonoの生命科学データ解析 第2版 2020年代版バイオインフォマティクスの教科書
- 2020年9月刊行 【編集・単著】バリアントデータ検索&活用 変異・多型情報を使いこなす達人レシピ
- 2019年12月刊行 【編集・共著】次世代シークエンサーDRY解析教本 改訂第2版
一般向け
- 2019年2月刊行 【編集・共著】生命科学データ解析を支える情報技術 エンジニア向けの生命科学データ解析本
- 2016年 ライフサイエンス分野におけるオープンサイエンスへの課題〜データインフラ整備だけでなく、研究者の意識改革に向けた議論へ〜 SciREX Quarterly, 3, 14-15 (2016)
紹介記事
- 凸版印刷 ソーシャルイノベーションニュース vol.08 ゲノム編集とデジタル技術が拓く未来において「バイオとデジタルの融合 バイオインフォマティクス」p12-14をご参照ください【PDF】 (2020/09)
- FANTOM5データを誰でも活用できる形に Scientific Data 著者インタビュー (2017/12)
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